ジビエート最終回前は流石にカツカレー用意しようかな
— p_e_sf1 (@p_e_sf1) 2020年9月16日
2020年夏クール、数々の素晴らしい作品群の中で特に異彩を放っていたアニメ『GIBIATE』が遂に最終回を迎える。
前田殿・鬼倉雪之丞らの人気キャラクター、独特の会話センス、突如挿入される戦国回想シーンなど見どころ満載の本作であるが、ひときわ注目を集める存在があった。
カツカレーである。
ジビエートとカツカレー
初登場は第7話 「死への夢道」から
無法集団・ガリアンズのメンバー 佐久間秀典は、なぜか違う食材からでも毎回カツカレーを作り出す爆弾魔。荒廃した世界では食料も節約しなくちゃだろうにわざわざカツ揚げてのせてる場合かよ!
「え、栄養があるんだなぁ」と言う佐久間。ジビエにより荒廃し、毎日がサバイバル状態の世界では毎回カツカレーくらいのカロリーが丁度よいのかもしれない。
ガリアンズメンバーは5人なのになぜか6人分並ぶカツカレー。もしかして佐久間が2人分食べているのか・・・?
カツカレーが再登場する第10話 「新たなる仲間」
主人公・千水たちのグループとの共闘後にカツカレーを振る舞う佐久間。ここで掘り下げられるガリアンズのカツカレーエピソード。爆弾作りしか能がなかった佐久間が唯一作れるようになった料理がカツカレーなのだという。それを文句を言いつつ毎日食べるガリアンズメンバー、あったけえ・・・。
カツカレーを食べると感傷的になってしまうというガリアンズ親分・鳩波蓮司郎。
若かりし頃、早稲田に美味しいカツカレーを出すお店によく行っていたと語る・・・。
敬虔なジビエーターであれば聖地巡礼として早稲田のカツカレーを提供するお店に出向きたいところ。しかし筆者は都内在住・在勤でない上、時世的にジビエウイルスが蔓延している影響もありどうしても行きづらい。
という訳で自分でカツカレーを作ることにした。
材料(3~4人分)
■植物油 大さじ2~3
■ホールスパイス(クローブ 6粒 カルダモン 4粒
■ニンニク・ショウガ 10gずつ(みじん切り)
■玉ネギ 300g(くし切り)
■ホールトマト 200g
■セロリ 1本分(葉の部分を除く、煮てミキサーでペースト状にしておく)
■ニンジン 1本分(乱切り)
■パウダースパイス
(コリアンダ 小さじ2 クミン 小さじ2 カルダモン 小さじ1 フェネグリーク 小さじ1
(ターメリック 小さじ1 パプリカパウダー 小さじ1/2 チリパウダー 小さじ1/2
■塩 小さじ1
■砂糖 小さじ1
■水 400ml
■醤油 小さじ2
■豚ロース(トンカツ用) 3~4枚
■フェンネルシード(粗目に挽いておく) 適量
■パン粉(卵・小麦粉不要のタイプ) 適量
今回調理の際参考にした資料
作り方
1.鍋に油とホールスパイスを入れ、弱火でテンパリング(油に香りを移す)をする
2.ニンニク、ショウガを青臭さがなくなるまで炒める
3.玉ネギと水400ml(分量外)を入れ、蓋をし強火で蒸し焼きにする
4.蓋を開け強火のまま5分程玉ネギを炒め、飴色になったらトマトとセロリペーストを加える
5.火を弱火にし、パウダースパイスと塩を加え1~2分程炒める
佐久間は「火薬とカレー粉って似てると思ったから作りたくなった」と語っているのできっとスパイスの調合もこなしているハズ。
6.水・砂糖・醤油を加え、煮立ったらニンジンを加えて30分弱火で蓋をし煮込む
7.粗熱を取ったらミキサーにかけペースト状にし温める
カツの作り方
1.粗挽きしたフェンネルシードを豚肩ロースの両面にふっておく
2.パン粉をまぶし、180℃の油で揚げる
今回使用したパン粉はこちら
これなら荒廃した世界でも小麦粉・卵なしで揚げ物がラクに出来る。便利!
完成
佐久間が作ったカツカレーほどの大きさのカツではないが、ちゃんとカツカレーが出来た。盛り付けはカツにカレーをかけずそのまま上に乗せるジビエート式を採用。
味も良い。ミキサーにかける工程を考慮せず手癖で入れてしまったホールスパイスがクラッシュされていて時折ダイレクトに香るが美味しい。フェンネルと豚肉の相性もかなり良かった。
最後に
調理時間は1時間半~2時間程度(大体が煮込む時間だが)。今回カツは1枚しか揚げなかったがガリアンズのメンバーの分、さらには合流した千水たちの分も揚げるとなるとなかなかの労力。これを毎日作る佐久間、メチャクチャ偉い・・・。
物語もいよいよクライマックス。千水たちの戦いの結末を是非カツカレーと共に見届けたい。
『今の時代だからこそ、食べて欲しい・・・🖖』
おわりジビ~